【金額差5倍以上!】引越し一括見積もりをしてみた

レビュー
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多くの人にとって引っ越しはめったにするものではありません。そのため、引っ越しするときにどのくらいの費用がかかるのか、まったくわからないというのが普通だと思います。

昔であれば、2~3社に家に来て見積もりをしてもらい、その中から選ぶというのが普通だったのでしょうが、今はインターネットの一括見積もりサイトを使って何十社という中から選ぶことができます。

筆者が先月(11月)に引っ越しをした実体験を元に、一括見積もりサイトを使って得られた見積もり金額をランキングしてみたいと思います。

何百社なんてデタラメ!?

引っ越し見積もりサイトを見ると、何百社もまとめて見積もりができるような雰囲気ですが、実際に一括見積してもせいぜい10~20社くらいの見積もりしか返ってきません。

何百というのは全国で登録している業者の数であって、特定の地域で実際に引っ越しができるのは、そこまで数は多くありませんので、引っ越しをする地域によっては10社以下という場合もあります。

実際に一括見積もりをしてみた

今回の引っ越し条件は、平日フリープラン、関東で隣県隣市10km以下、1階から3階エレベーター無し、単身での引っ越しです。

複数の一括見積もりサイトを使いましたが、同じ引っ越し業者が被らないようにしました。

運ぶ荷物は、シングルベッド×1、冷蔵庫(2ドア)×1、洗濯機(ドラム式ではないもの)×1、電子レンジ×1、40型テレビ×1、本棚(中)×2、段ボール(中)×10。

細々としたものは他にもありますが、残ったら自分の車で運べることから、以上の条件で見積もりしました。

実際の引っ越しでは、2トンショートトラック・作業員2人で、移動時間も含め2時間ほどで終了しましたので、そこまで荷物の多くない引っ越しです。

同じ条件で見積もりしたにもかかわらず、金額には大きな差が出ました。

金額の高かった順にランキングしていきたいと思います。

論外

ハート引越センター 中央引越センター アリさんマークの引越センター サカイ引越センター

まず、一括見積もりをしたにもかかわらず、見積もり金額を提示してこなかった業者を、論外とします。

上記の業者は、金額を提示しない場合や、基本プランの金額のみの提示だったり、近距離なら○○、遠距離なら○○といった提示しかなく、条件を入力して見積もりを依頼した意味がありません。

おそらく、見込み客の情報収集だけを目的にしていて、電話なり訪問見積もりにつなげる魂胆なのでしょうか、細かい条件を入力して見積もりを依頼したこちらの労力を無にする業者です。

一括見積もりサイトは、これらの業者を排除してもらいたいと思います。

クロネコヤマトの引越サービス 90,720円(WEB見積もり)

クロネコヤマトは単身パックで見積もりを出してきたのですが、何を血迷ったのか上記の金額を提示してきました。平日割引2000円や早期申込割引1000円といった案内もありましたが、焼け石に水です。

引っ越し距離10kmで2トンショートトラックに積める量なので、実際に依頼すればこんなにかかるとは思えませんが、他社が20,000円前後の見積もり金額を提示しているにもかかわらず、この金額になるのは、システム上の欠陥があるのでしょう。

論外の業者よりはマシですが、電話する気にもなれませんでした。

サカイ引越センター 約45,000円(電話見積もり)

サカイ引越センターはWEBで見積もりを出さない論外業者ですが、電話は早いです。登録後10数分で電話が来ました。

電話では基本的に訪問見積もりの日時を決めるように迫ってきます。その時間帯に別の業者は来るかなども聞かれました。

別口で電話での概算見積もりにも応じてもらえたのですが、その金額は上記の通り。

対応も金額も論外の業者です。

アクティブ感動引越センター 25,000円(WEB見積もり)

・2Tショート(3畳分)  1台スタッフ2名 ¥25,000

・2Tロング(4畳分)  1台 スタッフ2名 ¥33400

・3T(6畳分)     1台 スタッフ3名 ¥45000

以上のような見積もりでした。

きちんと見積もりを提示してくれたのはいいのですが、メールのどこを探しても、税込みか税抜きかわかりませんでしたので、そのあたりは改善してもらいたいところです。

金額の表示の仕方も、カンマを打つのか打たないのか統一感がなく、いい加減な印象です。

アート引越センター 23,000円(電話見積もり)

アート引越センターは、WEB見積もりで19,000円でしたが、こちらから電話をして細かい条件を伝えたところ、最終的には上記の金額となりました。

対応もよく、電話やメールでのしつこい勧誘もありませんでしたので、大手の中では最も印象の良い業者です。

最安値の業者との金額差から、今回は選びませんでしたが、アートでこの価格ならお願いしてもよかったかもしれません。

人力引越社 22,900円(WEB見積もり)

2t車作業員2名の価格です。

もし、2tショート車で対応してもらえるのであればもっと安くなったかもしれませんが、提示はありませんでした。

アップル引越センター 21,600円(WEB見積もり)

単身スタンダードプラン(2tショート車-2名作業)PMフリー便というものです。

無料で盗聴器発見サービス(要事前申込)などもあるようですが、価格・サービスともに平均的な印象です。

引越のアンクル 20,000円(WEB見積もり)

※【基本料金】プラン①
※使用車両:2トンロング車
作業員 :2~3名
見積金額 : 30,000円より~

※【基本料金】プラン②
※使用車両:2トンショート車
作業員:2名
見積金額:20,000円より~

上記のような見積もりでしたが、こちらも税込みか税抜きかわかりません。

おそらく税抜きなので、21,600円なのでしょう。

基本的なことをおろそかにしないでほしいものです。

LIVE引越サービス 20,000円(電話見積もり)

使用車両・1トン2名・フリープラン引越料金 ¥11,700~

WEBでは以上の見積もりでしたが、電話では約20,000円になりました。

電話もメールもしつこい上に、執拗にウォーターサーバーの設置を勧めてきます。

ウォーターサーバーを同時に申し込めば9,000円で引っ越しできますよ、と。

しかし、勧められたウォーターサーバーのサイトを確認してみると、10,000円以上のキャッシュバックを行っていましたので、同時に申し込むメリットはありません。

WEB見積もりと価格の乖離も大きく、印象の悪い業者です。

レディアス引越センター 18,360円(WEB見積もり)

引っ越しカレンダー付きの非常にわかりやすい見積書が届きます。

しつこい勧誘はなく、連絡希望日などを返信するか、こちらから連絡をすれば詳細な見積もりをしてもらえるようです。

段ボールなどの梱包資材は別料金です。

リサイクルBOY引越センター 17,000円(WEB見積もり)

例のごとく、こちらも税込みか税抜きか記載がありませんでした。

おそらく税抜きなので、18,360円だと思います。

【無料サービス】
・ダンボール&ガムテープ(2~3日で配送させていただきます!)
・ハンガーBOXレンタル(クローゼットにかかっている衣類はそのままで結構です!)
・布団袋レンタル
・運搬保険加入費(大事なお荷物に対しての保険)
・洗濯機取り外し&取り付け(ドラム式は有料になる場合もございます)
・大物、家具家電の梱包(家具家電のキズ付防止)
・養生作業費(壁等のキズ付防止)

しつこい勧誘もなく、サービスも一般的で金額も安いですので、検討してもいいと思います。

ケーエー引越センター 12,960円(WEB見積もり)

引っ越し業者に共通のフォーマットがあるようで、引っ越しカレンダー付きの詳細な見積書が届きます。サービスは以下の通りです(現在はリサイクル家電の処分は行っていないようです)。

■■引越し専門の業者だから…■■
・保険料(最大補償金額1000万円)
・布団袋1セット分(新品使い捨て品)
・マットレスカバー1枚(新品使い捨て品)
・ハンガーbox2つレンタル
・建物への簡易養生
・電化製品など家財への養生
・フリータイム二日前の時間連絡
・部材のいらない洗濯機の簡易取り付け
・ちょっとしたサービス
引越しついでにリサイクル家電を処分
リサイクル家電も格安で処分出来ます。
券の購入、搬出手間を省きます。
基本料金にはここまで含まれています。
(弊社では追加料金の発生を防止するため、ご契約前にお荷物や住居などの申告内容を十分にヒアリングしトラブル防止に努めています。)

フクフク引越センター 11,880円(WEB見積もり)

WEB見積もり最安値はここでした。

こちらも引っ越しカレンダー付きの詳細な見積書が届きます。

サービス内容は以下の通り。

保険料のご負担が非課税で¥1,000(100万円まで対応)と、サーチャージ料金¥1,000が加算となります。
移動内容により高速道路料金は別途となります。
時間指定の場合は料金が異なります。

(略)

≪サービス内容≫
1.ハンガーボックス、ふとん袋の資材の用意(トラックサイズにより上限あり)
2.簡単な家具の分解、組み立て(特殊な物は除く)
3.家具、家電の梱包
4.冷蔵庫、洗濯機の脱着(ドラム式の場合、回転部分の固定はお客様側にて)

結局は見積金額に2,000円プラスとなりますが、電話見積もりでも、金額が変わらなかったため、こちらにお願いすることにしました。

選定の決め手

平日の13時ごろに一括見積もりをしましたが、見積もりと同時に大量のメールが届き、大量の電話がかかってきます。電話が鬱陶しいという人は、電話番号の記載をしなくてもよい見積もりサイトを利用するといいでしょう。

上記のランキングでもわかると思いますが、WEB見積もりでは、そもそも金額を明示しない業者もいれば、消費税が含まれているのかどうか明示しないようないい加減な見積もりもありますし、WEB見積もりと電話見積もりの金額が大きく乖離する場合もあります。

さらには、梱包資材が含まれているのか等も業者によってまちまちなので、結局は1社ずつ比べていくしかありません。

最終的に決めたのは、最安値を提示してきたフクフク引越センターでしたが、こちらの場合は、段ボール10枚無料であるものの、送料が2,000円とのことだったので、梱包資材は自分で用意することにしました。

他社では、最大20枚まで無料という業者もありましたので、その辺も加味して比較すればよいと思います。

フクフク引越センターの電話応対は淡々としていて機械的でしたが、WEBと電話との金額が一致しているという、明朗会計が決め手でした。

実際の引っ越しでも、特に問題なくスムーズに作業をしていただき、金額も見積もり通り13,880円でした。

一括見積もりサイトに望むこと

そもそも、見積もりを提示してこない業者は排除してほしいものです。あたかも見積もりを提示するようなそぶりで、個人情報だけを収集する業者は悪質です。

また、細かい条件を一致させて見積もりができるようにしてほしいです。

例えば、段ボールなどの梱包資材が入っているのかどうか、保険料が含まれているのかどうか、エアコンの設置サービスの金額はいくらなのか等、細かい条件を設定した上で、同じ条件で見積もりができれば助かります。業者からの電話攻勢のたびに、いちいち条件を伝えるという手間も省けますので。

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暇なのでいろいろと…

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