旦那さんや子ども達が服を裏返しにしてイライラしたことありませんか?
でも、その服を元に戻すのちょっと待ってください!
実は、洋服は着ている時以外は裏返しにしておくほうがいいんです。
ここでは、洗濯する時、保管する時に分けてご説明します。
洗濯は裏返しでするべし!
洗濯を裏返しでするのがいい理由は2つあります。
皮脂汚れが落ちやすい
洗濯物の汚れの大半は、皮脂汚れです。
作業着など特殊な場合を除き、表面の汚れは大したことはありません。
皮脂汚れは裏側にたくさんついているので、洗濯をする時は服を裏返しで洗うほうが汚れが落ちやすくなるのです。
服が長持ちする
裏返しにする理由は他にもあります。
服を表向きで洗濯すると、表面がこすれて生地が傷みます。
色柄物であれば色落ちしやすくもなりますし、服の寿命が縮んでしまいます。
以上のことから、洗濯は基本的に裏返しでしたほうがいいのです。
例外は、作業着や枕カバーなど、表面のほうが汚れがひどいものになります。
保管も裏返しがおススメ
洗濯を裏返したほうがいい理由はわかりやすいですが、なぜ保管も裏返しがいいのでしょうか?
これも、理由は2つあります。
型崩れ防止
当たり前のことですが、服は裏返しで縫製して作ります。
複数の布を裏返しでつなぎ合わせ、形を作っていきます。
この時、服を表にしたときに体のシルエットに近い形で立体的になるよう計算されています。
出来上がった服は、裏返しの時はペチャンコ、表向きの時は立体的なシルエットになっているのです。
表向きで立体的になっているものを、そのまま畳んだり厚みの薄いハンガーにかけると、当然のことながら服が型崩れしてしまいます。
裏返しであれば、ペチャンコの状態が自然の形なので、畳んでも型崩れしにくくなります。
そのため、裏返しで保管したほうが型崩れ防止に役立ちます。
かさばらない
洋服を型崩れしないように保管するためには、体の厚みくらいあるハンガーを使って立体的にしておく必要がありますが、保管スペースの問題から現実的ではありません。
裏返しなら、薄いハンガーにかけても型崩れしにくいのでかさばりません。
また、畳んだ場合であっても違いが出てきます。
実際に試せば一目瞭然ですが、服を裏返しで畳むと、表向きで畳むより厚みが減ります。
なぜこんなことになるかというと、これも服を縫製しているところに理由があります。
例えばTシャツだと、多くのTシャツは両脇から裾にかけて2枚の布を縫い合わせて作ってあります。
表向きの場合、このつなぎ目があるせいで、服の両サイドだけ布が4枚重なっていることになります。
裏返しの場合はこのつなぎ目からピッタリと2枚の布が重なるので、その分だけかさばらなくなります。
このように、ハンガーで吊るすにしても畳むにしても、裏返しで保管したほうがかさばらないので、スペースを有効に活用できます。
まとめ
以上のように、ほとんどの洗い物は裏返しで洗い、そのまま保管するほうが理に適ってます。
旦那さんや子ども達が服を裏返しで脱いだ時は、そのままにしておけばいいのです。
着るときになって裏返しに脱いだ人が表向きにすればいいだけの話なので、家事が少し楽になりますよ。
コメント
Tシャツなど素肌に身に付けるものを洗濯する時に皮脂汚れが落ちやすいように裏返すというならわかります。
しかし、スーツやワンピースなどの裏地が付いているものは、立体縫製してあり、裏地は1ミリ控えて仕立てているのに裏返して保管するのは、お針をする人ならあり得ない冒涜だとかつては文化服装学院の看板分けをしてもらい洋裁塾を営んでいた母が申します。
裏返して保管するのは勿論、そもそもスーツやワンピースを針金ハンガーのような肩がない薄いハンガーにかける事自体が暴挙だと言われて育ちました。
コメントありがとうございます。
スーツですか…。全く想定しておりませんでした(汗)
洗濯物に関する記事なので、スーツを自宅で洗濯するという概念がなく、失礼いたしました。
スーツやワンピースなども、短時間の移動でコンパクトにまとめる時は裏返すメリットがあるようですが、長期保管にはやっぱりそれに適したハンガーが無難ですよね。