先日、派遣の面接(顔合わせ・職場紹介)に行ってきました。
お金に困ってるから外で働こうということではないのですが、仕事に誘われたり(断った)、妻が妊娠中で仕事を休んで家にいる(2人で家にいてもしょうがない)ことがきっかけで、いい機会だから、しばらく外で働こうと考えたわけです。
個人事業を廃業する気はないので、正社員ではなく、雇用期間に定めのある「派遣」で働くのがいいのではないかと思って行動を起こしました。
とは言っても、何年もフリーで働いているので、簡単に就業先は見つからないと思うので、ゆっくり進めて行こうかと思っています。
就職活動の面接は苦手ではなかったが…
新卒で就職活動をしていた時は、面接はどちらかというと得意な方でした。
面接では、言いたい放題言いたいことを言って、自分のキャラクターを見せつつ、面接官としっかり話をする。このスタイルで、ほとんどの面接は乗り切れました。
特に大企業の場合、特定のタイプばかり集めていると会社が滅んでしまうので、いろんなタイプの人間を採用します。真面目な慎重派だけでなく、野心がある人、行動力がある人など、様々な人を採用します。
そのため、新卒のポテンシャル採用であれば、自分がどんな人間かさえしっかり伝えられれば、よほど相性が悪い会社でない限り、面接は通ることが多くなるハズです。
逆に言うと、それさえもできないまま面接を終えてしまう学生が多いということです。
自分のキャラクターをしっかり伝えられれば、不採用になっても落ち込む必要はありません。
就職活動なんて所詮は相性、恋愛と同じで、ダメなものはダメです。
派遣の面接は少し勝手が違う
新卒の採用と違い、派遣は「何ができるか?」が求められます。
ポテンシャルではなく、今までの職務経歴や資格などから評価されるわけです。
フリーで仕事をしていることは、場合によっては高評価になることもあるでしょうが、多くの場合はマイナスでしょう。誰がどう見ても、客観的に能力を測りにくいですし、協調性に欠けるんじゃないかと不安になると思います。
そんな状況で、派遣の面接に行ってきました。
派遣では、派遣会社内での選考や書類での選考に通った後、就業先企業の担当者と面接をします。顔合わせや職場紹介と呼ぶこともありますが、実質的に面接のようなものです。
面接では、派遣会社の担当者も同席しますので、三者面談のような形になります。
一番の問題はここでした。
派遣会社のスタッフであることの難しさ
直接雇用の面接は自分で責任を負う
直接雇用の面接を受ける場合は、企業との一対一での関係です。
当然力関係は違いますが、採用されようがされなかろうが、すべて自分の責任です。不採用になった企業とは、そこで縁が切れますが、後腐れもありません。
極端な話、面接官に嫌味を言われようが、こちらが悪態をつこうが、その場限りで終わるわけです(お互いの印象は最悪でしょうが)。
その意味で、直接雇用の面接では自分の思っていることを何でも話すことができます。相手を持ち上げるだけでなく、場合によっては、サービスの欠陥・弱点を指摘したりすることで、会話が弾むこともあるでしょう。
言ってみれば、何でもアリです。すべて自分と相手の関係だけで終わります。
一方で、派遣の面接は違います。
派遣会社の一員としての行動が求められる
派遣での面接は、派遣会社のスタッフとして、就業先企業に紹介されます。自分はあくまで、派遣会社の一員であって、単独で行動しているわけではありません。
「自信をもってこの人をおススメします!」と、派遣会社の力で下駄を履かせてもらえる場合もありますが、自分の個性は出しにくい状況です。
派遣会社にとって派遣先企業は大事な取引先です。自分が派遣先企業に失礼なことを言えば、派遣会社に迷惑をかけることになります。
派遣会社の従業員ではないのですが、企業に所属している人間のマインドで行動することが求められるわけです。
実際に私が面接に行った時も、就業先企業の担当者に言いたいこと(ツッコミどころ)がたくさんあったのですが、派遣会社の人がいる手前、10分の1も言えずに終わりました。
直接雇用の面接であれば、もっといろんなことを話せたでしょう(ケンカになっていたかもしれませんが)。
もうやる気なくなってる…
せっかくその気になった派遣での職探しですが、そんなこんなですでにやる気がなくなってきています(笑)
派遣で働くよりも自分で稼ぐ方が早いんじゃないかという考えが頭をよぎり、時給が安くて簡単に就業できそうなところは避けてしまいがちです(働いても時間だけ奪われる)。
結構な長期戦になりそうですが、少しずつ進めて行こうと思います。
あまりゆっくりしてると、妻が仕事に復帰することになりそうですが。
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